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2007-12-24 (Mon)  18:39 | 日本の芝居・役者・コンサート | COM(2) | TB(0)
■「キル」
■シアター・コクーン
■12/7(金)〜1/31(木)
見に行った日は12/22(土)
■S席9500円/A席7500円
■昨演出野田秀樹

テムジン:妻夫木聡
シルク:広末涼子
結髪:勝村政信
人形:高田聖子
フリフリ:山田まりや
J・J:村岡希美
案内ガイド/:市川しんぺー
旅人ポロロン:中山祐一朗
イマダ/蒼い狼:小林勝也
トワ:高橋惠子
バンリ:野田秀樹

一度消えた感想をもう一度書けというのは、なんとまー酷なことで。
なんかその時思った事とか、つれづれと書いていたので・・・でもあんまり長いのは、自分も読んでて嫌になるからやめようと思う。

さて、前に発表になったときキャスト予想をしてみました→コチラ
ほぼあってる!山田まりやと村岡さんだけ逆でしたねぇ〜・・・(ー_ーゞ

しかし「キル」は名作だと改めて思いました!
そして今回は、演出も衣装もほぼ前と一緒だったがゆえに、キャストのインパクトの弱さが全面に出た芝居でした。
決してみんなヘタではないのだけど、初演、再演のメンバーがあまりにも濃すぎるというか・・・そのキャラクターにあった人達をキャスティングしていたので・・・

この「キル」を初めて見る人は、絶対に面白いと思う。
だけど、初演・再演を見てる私は・・・ほんと印象が「薄い」役者達の「キル」でした。

やっぱり長くなった感想ー
キルというタイトルは「生きる」「斬る」「着る」の三つから来ています。
ベースになっている話は、井上靖作の蒼き狼などのチンンギスカンの話。
この話を読んでたり、知っていれば更に面白い!
モンゴルを舞台にした、ファッションの世界の話で「着る」にこだわる人達。
ファッション業界の過酷なデザイン戦争と、モンゴルの戦争をかけて「斬る」
制服をきせるように、征服していく・・ということにかけてます。
野田さんはこの言葉遊びの芝居を、すごくテンポ良く展開しています。
やっぱり「キル」は面白い!

さて妻夫木君。
12月後半にして、もう声がちょっと枯れ気味でした。1月まで持つのか心配・・・
だけど、初舞台にしてはよくやっていたと思いますが、すべて演技が堤真一の影響受けまくりで、ほとんどコピーと思えるぐらいで・・
声が似てるのかなんなのか、私が見てる舞台には、完全に堤真一がみえ、重なってしまい・・あーごめんよー妻夫木君・・といった感じでした。
でも、それは、舞台の場数の違いだと思うし、初舞台であそこまで出来たのは、すごいって思うし、今後、舞台を嫌いにならないでどんどんチャレンジしていけば、すごく良い役者になると思います! ちょっと、舞台を走り回るのが苦手な感じで身軽な雰囲気を受けられなかったのは、残念。
あれで、身軽な雰囲気が出たらばっちりだと思うに
やはり、テムジンは私の中では堤真一なり。
演出もちょっと変えてくるのかなーと思いきや、一緒だったのでますますだったんだと思います。

広末涼子
羽野晶紀、深津絵里とやはり舞台女優のがこなしてきたこの、ちょっとオバカなモデル役は、ちゃんと広末カラーを作っていたのが、凄かった。
初演、再演の二人とは違った、広末カラーのモデル役だったけれど、妻夫木君他キャストと土曜に「薄い」印象。
オーラはあるけれど、インパクトにかけるという
今回のシルクは大成功だけれど、他のもっと濃いキャラクターのキャストに囲まれていたら、もっと輝いたかも!と今更ながら思います

野田秀樹
久しぶりの中心役柄。前回は渡辺えり(子)と夫婦役で、かきまわしていたけれど、今回はまさに中心人物。
「おとーさまー」という台詞を聞いて、一気に時が戻った気がしました。
さすがに、初演・再演のような、ピョンピョンはね回る事はなかったけれど、でもまだまだ頑張れるなーって
「おとーさまー ぼくはおとーさまを尊敬しています」
って・・・野田さんはこういう台詞が似合う。

勝村政信
さすが舞台経験者で、キャラクター濃いので野田さんの芝居もなんのそのだが・・・まわりが全然テンポについていってなかった。
まーあまり絡むシーンはなかったけれど、高田聖子さんも、新感線の芝居してるんで、二人の台詞かけあい、笑い声なんか、新感線にしか見えなかったのが、残念。
母親役の高橋恵子さんともテンポがあわないような気がした。

そして今回勝ちゃんはこの「結髪」って役じゃなかったと思う。
初演が渡辺いっけい、再演が古田新太と、いずれも主役よりはかっこがあまりよくないキャスティングなのだ。
だけど、この役は素敵な言葉を繋いでお手紙を書くという、そしてシルクの心を虜にしていくというのが、注目点だったと思うのに、勝ちゃんが普通にかっこいいので、シルクがテムジンから離れて、流れていっちゃうのは、完全に「アリ」でしょうーって思うに。
この役は、主役テムジンよりかっこいい。もしくは同じくらいかっこいいじゃダメなんだよなーって思った。
うーん・・・そこがまたちょっと狂ったんじゃないかなーって思う。

あと気になったのが、市川しんぺーと中山祐一朗。
初演、再演の役者があまりにベストなキャスティングだったために、この二人を超えるのは難しいとはいえ、でも、二人ともオーラなさすぎだし・・・なんだか小劇場の芝居見せられてる気がして・・・やっぱりまわりとチグハグな気がして。
市川しんぺーは前が深沢敦さんなので、オカマデザイナーって・・・もうピッタリすぎだし、そういう台詞に対しても臨場感アリアリ。
そして中山さんについても、山西さんに手塚とおるとくりゃー無理?
だけど、でもどうにかすれば一人キャラクター設定出来る役なので、もったいない。
中山君が話すたびに、お客がひいていったよ。

2時間20分で休憩が15分入ったのだけど、前半が、ほんとそれぞれの役者のレベルの差が出てしまっていて・・なんだかなーって感じだった。
野田さんは軌道修正しないんだろうか、、あの市川さんと中山君でいいんだろうかー
だけど、後半はみんな、最後に向かって全力投球!みたいな感じで、ひとつにまとまってお話が進んでいきました。

昼間公演でようやく身体があったまったか?ってにしても酷かったなぁ。
というわけで、ひとつひとつのキャラクターが濃くて、ちゃんと自分なりに出すことが出来れば良いと思うのですが、現に2人の人が印象が薄!っていう演技で、妻夫木君も広末さんもなんか透明(雰囲気)な芝居だったので、全体的に「薄い」印象の芝居でしたー

しかし、ほんとこういうのを好む人達も沢山いると思うけれど、私は濃いほうが好きなんだと、あらためて分かりましたぁ〜

1月にテレビ撮影が入ってるそうで・・wowowだといいなー















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